第４７回例会（S編）

06年3月19日に行われた第47回例会でのCrusader Rexトーナメントに関するSレポートをお送りする。

「言い出しっぺが負ける法則」は生きていた

なんか、いつのまにか「クルセイダーレックストーナメント」が開催される運びとなりまして。
いつのまにか、会場の黒板に対戦表が出来てまして。（byパパス）
いつのまにか、パパスにインストールを受けました。
パパス「じゃあ、１ターンだけテストプレイしよう」
S「？？はい」
何もそこまでしなくてもと思うSであったが、６ターン終了時、
パパス「こことここは越冬できません。はい、消えたー」
S「あうあうあ」
パパス「な、俺もコレ食らったんだよ。にいちゃん気をつけな」
S「うあうあう」
パパスの深謀遠慮に感謝する事になった。

気を取り直して、一回戦。

くじ引きによる対戦は、パパスｖｓS、ふなきｖｓたん。
パパス「さあ、どっち」
S「楽なほう」
ということで、S＝サラセン、パパス＝十字軍を担当。（←十字軍側は、初期配置を選択できたり、補充の戦力があったりでなかなかややこしい）
ゲームルールの紹介はパパスのHPを参照いただくとして（←手抜き）ゲームの展開としては、

序盤、少戦力で、分散配置されている十字軍は、特に出来る事が無い。
Sは怖いもの知らずなので、ゴリゴリ戦闘を仕掛ける。（←ロストすると帰ってこないユニットと、補充できるユニットの区別がついていない）
Sは采配のミスは、ダイスで取り戻す。十字軍ユニットは続々ロストする。（もちろんサラセンユニットもそこそこ減っている）
十字軍はロストユニットのせいで、後から出てくる増援ユニット（三つ揃わないと出て来れない）がなかなか引けない。

てな感じで、エルサレム以外はサラセン領土となりました。（７地点をとりあっています）
パパス「こんなのおかしい。サラセン陣営以外勝てないんだ。絶対そーだ！」
う～ん、そうかも。

２回戦は、ふなき十字軍を破った、たんさんとの対戦。
たん「さっきはサラセンだったので、今度は十字軍をやります」
S「シャアが言うところの『モビルスーツの性能の差が、戦力の決定的な差ではないことを教えてやる』ですね。」
たん「分かりました。そこまで言うのなら･･･十字軍受け持ちましょう。」
おお、何とあえて不利なサイドを取るとは、Sもなめられたものだ。実力か？そーだな。

納得したところで、ゲームスタート。
なんといきなし１年目、たん十字軍は、アレッポ近郊のサラセン１ユニットへ襲い掛かる。
S「えー、十字軍は戦力少ないんじゃないの？」
たん「いやー、俺考えなしだからなー」
戦力集中前を狙った見事な作戦である。篭城するもあえなくロスト。
S「おのれ～。このままにはさせん！！」
ダマスカスから、アッカを急襲！！Sのダイスが火を噴くぜ！しかも攻撃回数を優先して“A”のユニットを切り捨てる。
たん「大胆ですね」←お互い様である。アッカ陥落！
１年目は双方痛み分けといったところ。

１年目の派手な展開とは裏腹に、２年目以降は双方地味に、戦力固めと、小競り合いを繰り返す。そのうちに、エルサレムがえらい事になっている。しょうがないので、サラセン側もアッカへ増援を送り込んでもうなんか「本当は何処にいるの」って感じ（双方１０ユニット程度は集結していた）。

そして３年目の５ターンSが冬ごもりの準備をしていると、十字軍の動きが変、案の定「ウィンターキャンペーン（冬ごもらないで攻撃できる）」炸裂。アッカ風前の灯。しかーし、なんとここでサラディンが登場（A3の４つ星→ダイスを４個振って、３以下なら１ダメージ）。篭城してへろへろになりながら守りきる、というのは、イメージとは違うが･･････守りきった。

そして４年目、英国騎士団登場！！なんと、B4の４つ星である。（ダイスを４個振って、４以下なら１ダメージ）
まともに当ってはいけないのだが、ウィンターキャンペーンカードで６ターンに、アッカへ侵攻されては仕方ない。
冬ごもりできるのは３ユニットしかいないのよ。１ユニットは闘って散りなさい。はい、散った。
おかげで３ラウンドは持ちこたえたのだが、風前の灯。

５年目に、だばだばと増援を送り込んで、ようやく維持する。
そのうちに、独逸騎士団だの、仏蘭西騎士団だのまで揃いやがって、虎視眈々とアレッポを狙っている。
S「ぎゃー、きたー」ここは、もうSのダイス頼みで、切り抜ける。一度は凌いだが、アンティオキア付近には、３スタック×２が居座りつづける。

６年目、やっとカード運がまわってきたSには、「マッド（泥→全戦闘＆移動中止、攻城は継続）」「ジハード（３ステップ回復）」「ウィンターキャンペーン」こんなには要らん！つーくらいのイベント三昧。
１ターン、エルサレム攻略だー。いけー。攻略できない。
２ターン、エルサレムへ増援だー。
３ターンS「ここだ、マッドゥ！！」たん「う～ん、見事なタイミングですね」ほめられた、わーい。あ、いや、アレッポへの侵攻を防ぎながら、エルサレムを陥落させるという、良い手だったんですよ。本当ですって。
４ターンS「ジハードゥ！！」たん「あ、投了します」おっとっと。････････････勝った、優勝だ。

結局、１年目に勢いで突っ込んだアッカが勝敗を分けたという展開でした。２年目以降は、双方知恵の出し合いで、これがゲームの醍醐味ってな感じで、楽しかったです。Sも結構、補充ユニットを回転させたり、イベントカードを出し惜しんだりの“小技”まで使えて、少し賢くなった気分。でも、よく考えるとこのゲームは、サラセン絶対有利らしいので、ここまでもつれるのは、Sがたいした事がないからかもしれません。

実は、サラセン陣営しか勝てないらしいかも？

私信：パパス、キングダムオブヘブンのDVD早めによろしく。
　