(03/02/04更新)
めちゃくちゃ暗算の早いふなき氏と、「何かをぱっきりさせたかった」パパスでドイツ戦車軍団(CMJ)の「ハリコフ攻防戦」をプレイ。3イン1ゲームの1つで、初心者用に開発されたゲームの中では、「卒業証書」的ゲーム。つまり、勝てたら初心者卒業って感じ。 序盤 ソ連軍は北方からの増援のみをハリコフへ回し、その他は全力でドネツ河に集中。ウォロシロフグラードを渡河。スラビヤンスクで渡河を目論む。増援入口Aを塞ぎにかかる。 ドイツ軍は、あわてて増援を投入。真意を発見したときは既に遅し。反撃を試みようとするも包囲され、「部隊温存」をとなえ攻撃を断念。救出に何とかメドを立てるが、被包囲部隊は裏返しになり、終盤近くに至るまで、ソ連軍の毎ターン攻撃にさらされ、以後盤面南端に無力化部隊を引きずることとなる。 さらにソ連軍はスラビヤンスクでドネツ河を渡河。今度は増援入口Bを塞ぎにかかる。盤上中部の都市に多数突入。 ドイツ軍は増援入口Aからなかなか後退できない部隊に引きずられ、戦線を斜め後方に延ばす。部隊数が少ないため、戦線が紙のように薄い。さらに戦線張りの基本テクを失念。意味のない消耗がさらにドイツ軍を追い詰めた。つねに予備をひねり出せない状態で、増援はすりつぶされるために前線へ投入されていくハメに。 ソ連軍は盤面中盤の都市を手中に収め、戦線を構築。地歩を固めると同時に増援入口Bに対応。余力を残すが、ハリコフには抽出せず。 ドイツ軍はもはやドネツ河方面では打つ手なし。盤面中盤にて、一時屈曲部が形成されるが、攻撃部隊を抽出できずコレを断念。増援口Bから部隊が出切ると戦線を後退。部隊数が大きく減退。反撃の夢はロシアに砕けた。 ソ連軍のびっしり2列に並んだスチームローラーは、紙のような戦線に来襲。多数の敵軍を飲み込んだ後、鉄道線切断に全力。ドニエプロペトロフスクが伺える。 ドイツ軍は、さらに戦線を後退。ヤバイ位置でソ連軍来襲に震える。やられっぱなしで、頭がふにゃふにゃになったドイツ軍は、必要以上の部隊をハリコフに投入。ちょっと憂さを晴らそうと試みる。 ソ連軍は、ハリコフ方面については部隊損耗をさせない方針を取り、あっさり後退。終盤だけに、どこまで下がれば損耗しないかのメドがつき始めている。ドネツ河方面ではさらにスチームローラー炸裂。盤上にいる部隊より盤外のドイツ軍のやられユニットのほうが数が多くなる。VPは40を突破。 ドイツ軍はハリコフ奪回から気を良くするが、その後の作戦と大量の装甲が宙に浮く。フラフラと空隙に装甲を差し入れるが、大して効果なし。しかも、ソ連軍の対応を許す。 ソ連軍はスチームローラーでドイツ軍を戦線崩壊させる。盤上には赤と茶のユニットのみがのびのびと動き回る。VPは50を優に突破。 ドイツ軍、よろよろと立ち上がり、投了を宣言。完敗であった。担当のパパスは、「留年決定」の瞬間である。ナサケナイ。 以上でありました。 |