AGNにおける第2回目のASLプレイ。おおたけさんからのレポート

 

  1. プレイヤー
    アメリカ軍:おおたけ ドイツ軍:パパス 2002年10月にプレイしたシナリオを陣営を入れ替えてのプレイ。
     
  2. シナリオ概要
    D−DAY時のUS82空挺師団の活躍。アメリカ軍が盤端より侵入し、6ターン以内に反対側の盤端から1個分隊と1指揮官を脱出させると勝利。
     
  3. セットアップ
    ドイツ軍は3盤の道路で囲まれたエリアのいずれかの建物に初期配置
     
  4. 米軍の方針
    左翼(主力の6個分隊2指揮官)を、8−0指揮官と3個分隊、10−3指揮官と3個分隊の2グループに分割する。前者は、丘を迂回させて脱出ポイントへ向わせ、後者を独軍正面への牽制と制圧に充てる。
    右翼(4個分隊と10−2指揮官)は、丘の上から独軍の移動を牽制するとともに、脱出ポイントへの接近と脱出支援に充てる。
     
  5. プレイ概要
    1. 第1ターン(ターン終了時
      米軍8−0指揮官と3個分隊は、独軍の照準線外を丘の裾野へ向けて移動した。10−3指揮官と3個分隊は煙幕を展張して進入したX1の林で、木造建物T3の独軍から臨機射撃をうけた。独軍は半個分隊とMMG。結果は損害無し。続く前進射撃にてその独軍を混乱させた。突撃期には道路ヘクスへ前進。横断を試みる。
      右翼の米軍10−2指揮官と4個分隊も、道路に煙幕展張を試みるものの失敗。突撃期に道路へ進入した。
      独軍プレイヤーターンには、路上の米軍(両方)に対し独軍の射撃が行われた。士気10の指揮官に率いられた米軍にしては不甲斐なく分隊が混乱。しかし、潰走によって一応道路横断を果たす。
      さらに、米軍の迂回作戦の意図を読み取った独軍は、正面の戦力を適宜抽出し、背後へ配置転換するべく移動した。1個分隊については米軍の脱出ポイントであるQ10で塹壕を構築する腹積もりらしい。
       
    2. 第2ターン(米軍終了時
      米軍は回復期に6ゾロで分隊を損耗するなど、サイの目に恵まれない。それでも、兵を鼓舞して部隊を移動。(実は、照準線外のみ・・・)突撃期には、3盤の町を見下ろせる第2レベルの 丘の頂上を占領した。
      独軍プレイヤーターン。Q10での塹壕構築1回目は失敗。ホッとする米軍。しかし、準備射撃では右の丘の上に陣取った3分隊のうち、2分隊が混乱。指揮官の元へ潰走した。移動期には、米軍左翼に対応するべく配置していた独軍MMG+半個分隊がR5の石造り建物へ移動してきた。これに対しては、左の丘からの米軍5個分隊が臨機射撃し混乱させた。
       
    3. 第3ターン(米軍終了時ターン終了時
      移動期に、8−0指揮官と3個分隊が丘を回り込んで脱出ポイントへ急ぐ。独軍に麦畑越しの臨機射撃を受けるも、これを突破しT10へ進入。Q10で塹壕を構築中の独軍は隠蔽 状態に頼って反撃しない。これを、前進射撃で混乱せしめると突撃期には大胆にもS10の平地へ進出し、脱出ポイントへ2ヘックスとせまる。
      続いて10−3指揮官と1個分隊も上記部隊の援護のためCXになってこれを追う。左丘の上には、米2分隊が残って独軍に睨みを効かせるつもりであったが、防御射撃期に中機関銃の掃射を浴びて、丘の背後へ潰走してしまった。
      右の丘の上に踏みとどまった米軍1個分隊は、そのまま丘を脱出ポイントへ向けて駆け下りた。替わりに右の丘の配置についたのは損耗した半個分隊。右翼の残りの分隊は今だ混乱から回復できていない。
      独軍プレイヤーターン。米軍8−0指揮官と3個分隊の接近に、勝利条件の危機に立たされた独軍だが、実は、3盤の町を移動する独軍を制する部隊が米軍には無い。移動期に殆ど全ての独軍が脱出ポイント周辺に集まってしまった。米軍8−0指揮官と3個分隊が臨機射撃したが、20火力は何処へいったのか・・・・。効果は無かった。
      さらには、右翼の1個分隊が、隣接して来た独軍8−1指揮官、LMG、1個分隊により前進射撃で混乱させられてしまい、米軍の8−0指揮官と3個分隊は孤軍状態に陥った。
       
    4. 第4ターン(米軍終了時ターン終了時
      準備射撃期。米軍8−0指揮官と3個分隊は、接近した独軍にそれぞれ火力を分散してしまい、またまた効果なし。CXの米軍10−3指揮官+1個分隊の射撃で独軍1個分隊を混乱させるに留まった。
      移動期。なんとか、先行している8−0指揮官と3個分隊を、独軍の集中砲火から救いたい米軍は、10−2指揮官とやっと回復した2個分隊を村の中央部へ進め、独軍に対し挟撃態勢を(格好だけだが)形成する。これに対し、独軍は2個分隊が臨機射撃で応戦。米1分隊が混乱した。
      さらに、左の丘の裏で自己回復に成功した米1個分隊が、移動をしている。
      防御射撃期。恐れていた様に、独軍の防御射撃で8−0指揮官と1個分隊が混乱、1分隊がPINの損害を被ったため、続く脱出期と突撃期で、バラバラになってしまった。それでも、米10−3指揮官+1分隊や、10−2指揮官側の1分隊が独軍部隊に隣接する様に突撃し、じわりと包囲網を縮めた。
      独軍プレイヤーターン。独軍準備射撃と米軍防御射撃とで射撃戦の応酬となる。米軍は、先行した部隊からさらに1分隊の混乱を出し、独軍は、2丁のMMGスタック部隊の一部や路上の部隊が混乱した。また、この回復期に、米軍10−2指揮官による回復で6ゾロのため、1分隊が損耗した。せっかく高級指揮官に率いられているのに、サイの目が伴わない米軍である。
       
    5. 第5ターン(米軍終了時ドイツ軍終了時
      引き続き射撃の応酬。米軍準備射撃期終了時点での脱出ポイント周辺の統制状態の独軍は、9−1指揮官とMMG装備の半個分隊。LMG装備の1個2戦級分隊だけになってしまっていた。
      移動期。脱出ポイントへ2へックスにせまる米1個分隊が、平地にもかかわらず煙幕を張ろうとして失敗し、すかさず臨機射撃を受け混乱してしまう失態をおかすものの、残る戦力は混乱した独軍の退却路を阻止する様に前進し、包囲網を形成した。
      このため潰走フェイズでは独軍2個分隊が脱出不能となり、無慈悲によって除去された。
      さらには、防御射撃期を混乱せず残った米軍分隊が2箇所で残る独軍に突撃し、白兵戦が発生した。
      1箇所目が米10−2指揮官+747分隊VS独軍9−1指揮官。2箇所目が米747分隊VS独447分隊。米軍は両方の白兵戦で勝利を収め、形勢は一気に米軍優位に傾いた。
      独軍プレイヤーターン。独軍は残る戦力の回復と、射撃可能なヘックスへの展開に努めようとする。しかし、米軍右翼部隊の牽制に張りつけていた独軍唯一の統制状態部隊(LMG装備の2戦級分隊)も臨機射撃を受けて混乱してしまった。
       
    6. 第6ターン
      回復フェイズ。ここで独軍が回復に成功しないと、米軍の脱出阻止ができない。
      しかし、振られた回復のサイの目はDM状態の独軍の士気を回復できるものではなく、ここで、ゲーム終了となった。
       
  6. 感想
    独軍
     さいの目はとてもよかった。さいの目で痛い思いをした記憶が無いので・・・。しかし、また勝つことができなかった。回復ルーチン・脱出経路の想定、主力火器の別スタック化、開豁地への火線形成。白兵戦にはどうにもならないですね。まだまだ癖が抜けきらず、1ユニットで複数ユニットを攻撃する事を思いつきませんね。あ、あと石造建物の2階を忘れていた・・・。基本が身についてませんでした。第一ルールもおぼつかなくなってたし・・・。反省しきりです。
     
    米軍
     前回のプレイから暫し間があきましたが、なんとかプレイできましたね。米軍は、もう少し丘の上から独軍を牽制するつもりだったのですが、これが叶わず、3ターンに脱出ポイント周辺に独軍を終結させてしまったのは失敗でした。
    次は砲が出てくるシナリオをやりましょう。しかし、今回も良く6ゾロが出たなァ。

 

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