Hannibal (Valley Games/AH)

2011/12/30更新)

1.10/04/18
  1. 対戦者 たんカルタゴ 対 いたうローマ
  2. 対戦記
    1. 序盤〜中盤(1ターン〜5ターン)
       序盤は手探りでルールやゲームの雰囲気に慣れることが先決と、オーソドックスな展開(ヒスパニアやカルタゴに攻め込まない)を心がけることと色々なことをやろうということを方針とした。 最初にイドゥベダ(ヒスパニア)とガリア・チザ(キサ)ルピナにマーカーを置かれ、両者をカルタゴに支配される。置かれたマーカーを裏返すのはかなり大変だということを理解する。その後南仏沿いを通ってガリア・チザルピナまで進出してきたハンニバルに対し、出向いて迎撃する策はとらずに、アリミナム地方とファレリイ地方に執政官二人を派遣しにらみ合う。2ターンになって能力の高い執政官に変わったのと、ハンニバルの後を追ってもう一人の武将がアルプスに近づいてきたので、ガリア・チザルピナに侵入して対決。
      あっさり撃退。退却するも、半分近くを失う。その後はハンニバルがイタリア半島内に侵入してくるも、ローマ軍は迎撃もせず、元老院へのアリバイ作り程度に一度突っかかっていくも、被害が大きくなる前にあっさりと退却し、果てには道を空ける始末。かくして2人の執政官とも戦力を整えなければなどとうそぶき、ローマに引きこもる…。
       ハンニバルはハイスタックの山となったローマを素通りし、南伊へと向かい、足がかりを作ろうとしている模様。その後(3ターン〜5ターン)、イタリア半島は食い荒らされ、保有領地数で最大で3差をつけられる。あまりの青タイル(カルタゴ支配地)の多さに投了の2文字が頭をよぎったが、やれるだけやってみよう(アフリカヌスが出てくるまではやってみよう)と盤面に集中する。まずローマがとった方針は、スキピオ・アフリカヌスが出てきた時に反攻しやすいように、「出来るだけ」ハンニバルの兵力を削ぎ落としておくということと、アフリカヌスの裏でこちょこちょやられないようにハンニバル以外の武将の兵力も削ぎ落としておく、ということを意識し、突出しないように注意しながらの積極策を採用する(たんさんのアドバイスを仰ぎながら)
       積極的に行くと決めたからには、戦闘に対してはなりふり構わず全てを投入し、、敵の軍内にスパイを放ったり(戦闘の手札の半分を表にさせる)、象兵を混乱させたりと、様々な手を打ちながら戦闘に臨む。さすがにハンニバルには、こちらから仕掛けていくことは出来なかったが、マルセリスを張り付かせ半島内へのカルタゴの影響力を拡大させるのを防ぐだけでよしとした(そこら辺は史実と同じになって、良く出来てるなと思いました。)その結果、多大な出血を強いられながらも、カルタゴ側も無視できない被害を与えることには(一応)成功した。
       
    2. 中盤〜終盤(6〜9ターン)
       スキピオ・アフリカヌスが登場。集めたての10戦力を率いて、マルセリスがハンニバルの周囲に兵を散開させ退却口を無くした上で、撃退されるのを織り込み済みで攻め込み、その後スキピオAが突入し、スパイの華々しい活躍の下ハンニバルを撃破し、死亡させることに成功。古代地中海の勇、ここに沈む。
       その後、狙うはアフリカと、ヌミディア平定を策すも、絶妙のタイミングで「大カトー」がアフリカ派兵に反対し、丸々1ターンアフリカ侵攻が不可能になってしまった。これには参ったが、やることがないという軽い気持ちでイベリア半島のバエティカへと侵攻したが、これがベトナム並みに泥沼の戦いの端緒となった。バエティカへ合計15部隊が上陸するも、さすがハンニバルの根拠地、地元の反発に手こずられ、満足に展開できない。しかも、スキピオAはさらにセルティベリアまで進出して行ったのだが、孤立してしまい、下手をするとハシュドゥルバルによって討ち取られる可能性まで出てきてしまった。これはヤバいと、シチリア駐屯の部隊まで駆り出し、首の皮一枚でカディスまで戻り、カディスを占領することによってバエティカ地方はローマの支配下になった。ローマ軍も多大な損害を出した。しかし、この地方を獲得したのが最後にものを言った。
       その後、スキピオAは西ヌミディアへ侵攻したが、ここでも後続が来るまでは限定的な活動しか出来ず。その間にヒスパニアでの無理をしたためがら空きとなったシチリアへ上陸され、支配されてしまう。それと引き換えに西ヌミディアは占領できたのだが、シラクサまでが寝返り、カルタゴが支配地の数でまた追いついてきた。だが、最終ターン開始ごろには、カルタゴの兵力は多方面で逆襲できないレベルにまで減っていた。その後は東ヌミディアを攻めることでコルシカ・サルディニア方面、半島南部への侵攻等への牽制とし、ゲーム終了。地方支配数で11対7か10対8でローマの勝ちとなった。
       
    3. 総評
      いや〜面白かったです!全てが合戦時のカード枚数へ帰結するシステム、ゲームバランス、どれをとっても最高でした。(多分)ローマ有利なことは間違いないとは思いますが、戦い方の非対称なところとか、あれこれ考えた結果史実どおり(史実「らしく感じる」)になるところなど、とても良かったです。たんさんの作ってきていただいたサマリーがあったればこそでしたが、これだけ頭使ったのに一日で終わる(終われる)のなんて最高でした。いつかまたやってみたいです。
2.10/06/27
  1. 対戦者 たん vs. TRIGUN
  2. 対戦記
3.10/12/19
  1. 対戦者 たんローマ 対 いたうカルタゴ
  2. 対戦記
    1. いたうのコメント
      カルタゴ側が順調に攻めていき、ローマを包囲するも、冬季損耗を忘れてしまって、ダメージを喰らい、最終的には3ターン目でニースあたりでハンニバル戦死にて投了。
      そんなにかんたんにローマが落ちたら、ここまで名作にはなってないとは思いつつ、やってみたら、案の定ガス欠orz
      でも、その後にたんさんにレクチャーを受けたのと合わせて、何か判ってきた感じがします。
      今、ゲームマップを広げて色々やっていますw
      いやあ、このゲーム、やっぱり面白いですね!
      自分が気に入ってるのは、敵の影響下にある地方(PC)を寝返らせるのに、手間がかかるところです。本当に面倒くさい。
      でも、実際に進行していって自陣営に引き込むというのは、戦記ものでは「この年は平定に費やした」と書かれているだけなんですが、その手間というか困難さを非常に手軽に表現できている感じがして、凄いなあ、と思います。
       
      このゲーム、あれですよ。
      「一年戦争」ですよ。ガンダム。
      最初ザクを持っててガンガン侵攻して来るんだけど、資源はないから段々ジリ貧になってきて、そんなところにガンダム(スキピオ・アフリカヌス)が出てきてジムかよっていうくらいの物量で多方向から押し込んでくる感じが、ガンダムだよなあ、と思いました(^-^;)w
      やってて燃える訳ですよね。
      またやりたいな(^-^)
4.11/07/09 01
  1. 対戦者 いたうローマ 対 たんカルタゴ
  2. 対戦記
    1. いたうのコメント
      序盤は定石通りにPCの配置。ローマがガリア・キサルピナをもぎ取ろうとPC配置と将軍を進めるものの、ハンニバルが前進してきたため後退。2手分損した。
       
      2ターン目以降、ローマ側は体制を整え、手札も良かったので、「大動員」カードを使い、キャンペーンアタック。2戦目か3戦目でハンニバルが抗し切れずに敗退。アルプスを越え、退却していった。ハンニバルがアルプス到着と前後するくらいにシラクサヘ上陸してきたマーゴが、シラクサで攻城戦を仕掛けて2ポイントを貯めたが、そこでカードイベントで水に流す。その後将軍を海路より強襲し、マーゴを敗退させ、数回の戦闘後全滅に追い込む。マーゴの兵力はアフリカからの兵力だったので、殲滅した分アフリカの兵力が低下していた。そのため、南仏辺りで力を蓄えているハンニバルをひとまず放置し、「女王ソフォニスバがヌミディア王を誘惑する」カードイベントにより、西ヌミディアをローマ陣営に引き込んだ上で、ローマの将軍が上陸(した記憶が…)。西ヌミディアを確保する。ガリア・キサルピナに一人(カルタゴ同盟部族を服従させ、ガリア・キサルピナ確保)、アフリカに一人、シチリアに一人(シチリアの平定とアルプスとアフリカの援護の両睨み)を置き、イタリア内の支配を強化する。その後、充電なったハンニバルが再びアルプス越えをしてきたのを数回の戦闘の
      激闘の末、撃退。ハンニバル死亡。
       
      その後、アフリカでハンノとの会戦に辛くも勝利するなどして、東ヌミディアなども確保し、最終的にはカルタゴを占領し、サドン・デス勝利。

      7月9日の総評へ

5.11/07/09 02
  1. 対戦者 たんローマ 対 いたうカルタゴ
  2. 対戦記
    1. いたうのコメント
      1戦目のたんさんの動きを参考に、早めにアルプスを目指すハンニバル。ローマは堅く門を閉ざす。
      2ターン目に、手札が良かったのでハンニバルが前進。戦闘を回避し後退するローマ。なので、埒があかないと思いつつも、一手ずつ前進し、次の手番でPCを裏返すという地道な「広報活動」を繰り返し、サムニウムを占領。
      この前後で何度か戦闘があったのかなかったのか、どうしても思い出せない…orz
       
      ここでローマは思い切った手に。
      ローマでの失点をアフリカで取り戻すとばかりに、「女王ソフォニスバ〜」を使い、西ヌミディアを寝返らせ、そこにローマ軍が進駐。
      アフリカでの戦闘に敗れ、兵士数が少なかったハンノとマーゴの現地組は、カルタゴに引き篭もる。
      その間は、2枚来てた「外交」カードを最後に連続で使い、西ヌミディアの支配を崩し(たしか)、「コンスル罷免」を使ってアフリカに進駐したコンスルを3ポイントで軍事値の低い将軍に代え、身動きを取れなくさせることに成功。
      本当にカードの巡り会わせが良かった。
      もう一人のローマのコンスルも、スペイン内へ進駐してきたが、ここを守っていたギスゴが、なんと勝利。スペインへローマの勢力を寄せ付けない。
      その後、ハンニバルから別れ陸路でスペインへ戻ってきたハシュドゥルバルが、カルタゴに進出した軍勢と西ヌミディアの中間地点に上陸し、分断。会戦に勝利し、アフリカの支配体制を戻していく。
      その間、ハンニバルは、守るべき軍隊の存在しないイタリアを蹂躙し、ローマ以外の地方をほぼ全て占領した。その差、3対15。
       
      だが、続くターンで登場したアフリカヌスやアフリカから戻ってきた将軍たちが、ハンニバルに襲い掛かる。
      一度は退けたが、ローマ側が「伝令の捕獲」に成功し、あろうことか「大戦役」カードを握る。
      そして再びキャンペーンアタック。
      2戦目でハンニバル敗退。死亡。
      しかもその後繰り出されたカードが、「ハンノ、カルタゴに助言する」
      これにより、アフリカ内の将軍が、山札が切れて再シャッフルされるまでアフリカを離れることが出来なくなってしまった。
      山札は先ほど再シャッフルされたばかりでまだまだたくさん残っている。
      動けるのは、スペインにいた4ユニットを持つギスゴだけ。
      ヤバい。
      いくらなんでもこれはマズイ(笑)
      4対15というこの状況がひっくり返るかも…。
      世紀の大逆転を許すのか、などと思ったものだった。
      ハンノ、殺す。マジで殺す(笑)
      しかし、ローマの健闘もここまでだった。
      ハンニバルを殺したとはいえ、それまでにハンニバルに荒らされた国内は、戦争の継続を許さなかった。
      ターン終了時にPCマーカーを除去しても足りなかったため、ローマは和平を提案。
      カルタゴの勝利となった。
      …勝った気がしなかったorz
       
    2. いたう7月9日の総評
      いやあ、プレイしながら二人で「面白い〜」、「この戦闘システム作った人天才ですよね〜」などと何回も言いながらプレイしました。
      勝利したのは、カード運が良かったのが大きく、プレイしながらたんさんのカードプレイにほへ〜と唸っていました。
      どこだったか忘れましたが、キャンペーンカードを持っているか警戒しながらプレイしていたんだけど、残り2枚になり「この状況でも出さないんだから(たんさんの手札の内容が悪かった)、もうないだろう」と思って警戒を解いたら次の手番で「小戦役」を出された時は、参りました。あの手札であそこまで引っ張って握りこんでいたたんさんは、お見事としか。
      2戦目に関しては、ちょっと気を抜いてしまったところがあり、反省しています(-_-;)
      ハンニバルを引っ込めるか、アフリカからハシュドゥルバル(かマーゴ)をスペイン(かシチリア)へ出しておかなければ、と思いつつも怠ってしまいました。
      おかげで痛い目に。
      あの状況になっても、粘れば粘っただけの甲斐がある。このゲームのそういうところも、素晴らしいと思いました。
      ローマを落城させるのが、半端なく難しいので、特にローマはしぶといなと。
      いやあ、暑かったけど、本当に楽しめました。
      勉強してきますので、また、よろしくお願いしますm(_ _;)m
      ありがとうございました。
6.11/11/26
  1. 対戦者 パパスローマ vs. いたうカルタゴ
  2. 対戦記
    1. いたうのコメント
      ローマに序盤から堅く守られ、ローマ内で効果的に支配を広げられない中、東西ヌミディアを離反させられ、カルタゴ奥深くまで支配を広げられる。
      同時に、ヒスパニアでも一角を崩されるが、会戦にて辛くも勝利を収める。しかし、国土の荒廃は著しく回復に多大な時間を要する。
      ヒスパニアとカルタゴにローマ軍が派遣されたため、手薄になったローマ国内を掻き乱そうとするも、中々上手くいかず、シチリア島を手に入れたくらい。アフリカのローマ勢力も駆逐したが、こちらの荒廃も酷い状況。
      やばいと思いつつも、そうこうしている内にスキピオ登場。
      攻勢に拍車がかかる。
      それならば、とマーゴを南イタリアに派遣し(命がけ(汗))、ローマから出陣させ、裏のエトルリアをハンニバルで支配させる。
      そういった展開の中で、カンネー辺りでハンニバルとスキピオの一大会戦。
      辛くも勝利し、スキピオ戦死。
      これによりローマ周辺を一気に支配下に収め、勝利。

      <寸評>
      パパスさんのアグレッシブな展開にイニシアティブを取られ、序〜中盤はその火消しに走りまわさせられました。
      一度も海上移動に失敗しなかったところと、2〜3回の大事な戦闘で勝利を得られたことで事なきを得ましたが、ほとんど負け試合でした。
      これでカード覚えられたらかなり手ごわいと思います。
      パパスさん、ありがとうございましたm(_ _;)m
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