Wellington (GMT)

2009/07/18更新)

1.08/09/28
  1. 対戦者 ふなき仏軍 vs. S英軍・たん西軍(1812年スタート)
  2. 対戦記
    ふなきのコメント
2. 09/03/21
  1. 対戦者 パパス北方軍・ふなき南方軍 vs. たん英軍・TRIGUN西軍(1812年スタート)
  2. 対戦記
    1. たんのコメント
      過去にコマンド誌のゲーム紹介でもありましたので、紹介は簡単にしますが、ナポレオン時代のスペイン戦線をカードドリブンで処理しています。「CDSなのに3ターンしかない 」という紹介が先行してしまったようで、実際にどういうプレイで、どういう展開になるのか、ゲームとしての面白さはどうなのか、という点が、最初の紹介で全く行なわれなかったので、「たった3ターンのゲーム」として見向きもされないのは非常に残念でした。(スペイン戦線では、ナポレオンがリーダーとして出てこないのも、セールス上、不利だったのかもしれない。) パスグロや、BtB、30年戦争等、これまでのCDSは、1ターンの行動回数が固定(6回)でしたので、後手番が多少有利な部分がありましたが、ウェリントンは、以下の3つのルールにより、ターンの終了タイミングを流動化させると共に、個々のターンでの各プレイヤーのプレイ回数を増加させ、ゲーム自体のダイナミックな展開を可能にしています。(ターン数だけで判断してはいけませんね!)

      1.資源:カードへの交換やカードイベントによる、ターン中に手札が追加。
      2.最大手札保有者が単独の場合、手番割り込みの権利を得る。
      3.手札にカードを保有するプレイヤーが1人になるまで、ターンは継続する。

      実際には、4人がそれぞれ8枚ずつ(イギリスのみ+1)持つので、1ターンといえども、他のCDSの約3ターン分が単純に発生します。 (手札の追加具合により、伸びる可能性あり) また、各国毎の専用カードと、共通のカードとが用意されている事で、各国の特徴を出す事と、スペイン戦争全体の流れをカードから得る事も可能になります。また、イベントが処理される事におり、史実のようにフランスがスペイン戦線を減らしていかざるを得ない事情も見えてくるので、ナポレオン時代のスペイン戦争は過去に幾つかゲームが出ていますが、ウォーゲーム本来の役割の一つである、歴史の 追体験という意味でも1度プレイすれば、おおっと感じれると思います。

      ゲーム自体は、マドリッドを守る北方軍をパパスさん、ポルトガル及びジブラルタル攻略を行なう為の南方軍をふなきさん、スペインを取り戻す為のスペイン軍をTRIGUNさん、ゲーム名の主役でもあるウェリントンを有するイギリスをたんがプレイしました。 本ゲームは、チームとしての勝利に加えて、勝利チーム内での個人の勝利と2つ有って、まずはチームとしての勝利を「協力して」目指し、勝利が見えて来たら、個人の勝利を上乗せ出来るように努力するという点が好感が持てます。
      イギリスは、ウェリントンが初期配置のまま、サラマンカを攻略してスタートしました。フランスは序盤、兵力が少ない上にスペイン全土に散らばるゲリラの為に、あまりダイナミックに動けません。(兵力を雇おうにも、フランス側の兵力増加分は、全てフランス国境に配置されるので、増加分をすぐに前線に回せないのです。)
      戦闘は、兵力+リーダー能力+国籍ボーナス+カードイベントの合計数分のダイスをお互い振って、6の出た分だけ相手を除去し、5の出た分だけ混乱させるという形で、結果が同数なら、2ラウンド目で混乱していない分で再度、ダイスを振り合います。多くの損害を受けた側が敗者となり、3損害以上差が付くと壊走し、混乱した分も除去されてしまうので、戦闘は、かなり ブラッディです。で、勝利側は資源を得られるチャンスが発生します。(与えた除去が多ければ多い分、資源を得る可能性が増えます)
      兵力を捻出する必要のある北方軍は、ジョセフ(ナポレオンの兄でスペイン王)を本国国境に移動させ、増加させた兵力を回収に向かいますが、(イベントにより)回収先で足止めを食らってしまい、その隙を連合が突付きます。各軍とも、リーダー数が同一(資質は兎も角)なので、(前線の)リーダー数に差が出る瞬間というのは、攻撃のタイミングの一つですね。マドリッドを空にする事で、マドリットという餌でおびき寄せようとしたのではないかと憶測しましたが、序盤はフランス国籍ボーナスが高 いので、兵力数に差が少ない序盤では、ウェリントンといえども、安易に力押し出来ないのでこういう少しの差の積み重ねが大事なゲームなのでしょう。
      カードイベントや戦闘勝利での資源取得により、カードの回りが良い連合側は、順調に都市を攻略しますが、フランス側も兵力を集めて反撃し、スペイン全土で一進一退の攻防が繰り広がります。マドリットをターン終了時にフランスが占領していると、フランス勝利の可能性があるので、手番を最後に出来たイギリス軍は、スペイン軍の協力を得て、マドリッド攻略に向かうのですが、侵攻ルートが悪く、移動時の損耗チェックで戦力が半減し、マドリット攻略に失敗します。スペイン担当のTRIGUNさんが、初めてと思えないほど、的確なカードセレクトで、色々とフォローして下さるお陰で、マドリット攻略で磨り減った味方をフォローして下さるお陰で、連合側は、フランスに比べ、有利な増援数で、次ターンを迎える事が出来ました。
       
      1813年は、フランス側は兵力の不足から、南方軍もマドリット以北への撤退を開始します。そして、スルート(フランス側最強リーダー)がマドリットに座し、連合側を牽制している間に、兵力の集中を画策します。 スペイン軍は、兵力の減少したフランスリーダーを押さえると共に、フランスがにらみを効かせる事が出来なくなったエリアを次々と攻略していき、フランス軍はこの部隊への対応に手を焼く事になり、イギリス軍は、非常に楽になりました。 2ターン半ばで、時間が終わりそうだったので、イギリス軍は、再度マドリッドに侵攻します。最大兵力を保有し、カードも十分、損耗しないルートなので、十分に勝てる、と踏んだのですが、ウェリントンの突然の病気(イベント)により、イーブンの状態になり、結果は、ダイス目に委ねられます。 1差でギリギリ勝利したイギリスは、ついにマドリットを解放しました。
       
      という所で時間切れ。勝敗のチェックまでには至りませんでした。ゲーム自体の展開としては、TRIGUNさんが言われてましたが、WW2で反攻を開始したソ連軍(イギリス・スペイン連合)と、強力なSS(スルート)が殿となって、退却を始めるドイツ(フランス軍)のように見える、というイメージがなるほどと言う感じですね。イギリスは、ウェリントンを前面に押し立て、力押しするのが無難なラインですが、スペインが側面をフォローし、フランス側の弱い部分を攻撃する事で、フランスがイギリス主力とばかり対峙していられない状況を作るのが非常に大事だと思われます。(そういう意味では、両方とも、攻撃側です。) 逆にフランス側は、北方軍は、盾の役割に専従し、南方軍は、矛としてポルトガル占領を目指す、というような役割分担を明確にする必要があるように思えます。 本ゲームで一番難しいのは、北方軍ではないかと思っています。 何度もプレイしたいのですが、一月に一回では中々そうもいかないのはちょっと残念。いろんな陣営でプレイしたいし、1814年まで行きたいし。
       
    2. ふなきのコメント

 

3. 09/04/26
  1. 対戦者 たんフランス軍 vs. ふなき英軍・パパス西軍(1812年スタート)
  2. 対戦記
    1. ふなきのコメント
4. 09/07/11
  1. 対戦者 たんフランス軍 vs. いたう英軍・ふなき西軍(1813年スタート)
  2. 対戦記
    1. たんのコメント
    2. いたうのコメント
    3. ふなきのコメント
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